「どうせ私なんて…」という言葉が、頭の中で響いていませんか?
頑張っても「自分はダメだ」という気持ちが消えない。褒められても素直に受け取れない。ミスをするたびに「やっぱり私には無理だ」と思ってしまう。
それは、自己肯定感の低さが影響しているかもしれません。
自己肯定感の低さは「性格」ではなく、育ちや経験によって形成されたものです。だから、変えることができます。
今日は、自己肯定感が低いと仕事でどんなことが起きるのか、そしてどこから変えていけばいいかをお伝えします。
自己肯定感とは何か
自己肯定感とは、「自分はここにいていい」「自分には価値がある」という、根っこにある感覚のことです。
自己肯定感が高い人は、失敗しても「次がある」と思える。批判されても「一つの意見だ」と受け止められる。自分の気持ちを大切にしながら、他者とも対等に関われる。
一方、自己肯定感が低いと——「失敗=自分はダメ」「批判=自分の全否定」になりやすい。常に不安で、誰かの評価に振り回されやすくなります。
自己肯定感は、生まれつきの性格ではありません。主に幼少期の経験や、積み重なった言葉によって形成されます。
自己肯定感が低いと、職場でこんなことが起きる
① 断れない・「いい人」になってしまう
「断ったら嫌われる」「頼まれたら応えなければ価値がない」という思いから、どんな頼みも断れなくなります。結果、自分のキャパを超えて引き受け続け、消耗していく。
② 褒められても素直に喜べない
「上司にありがとうと言われた」「仕事を評価された」——でも、「どうせお世辞だ」「たまたまうまくいっただけ」と打ち消してしまう。良い評価を受け取れないから、自信がいつまでも育たない。
③ 他人の評価に振り回される
誰かに少し冷たくされると「嫌われた?」と不安になる。上司の機嫌が悪いと「自分のせいかも」と思う。常にアンテナを張り続けて、ひどく疲弊してしまう。
④ ミスを過剰に引きずる
一つのミスが「自分はダメだ」という証拠になってしまう。「また失敗した」「やっぱり私には無理だ」と自分を責め続け、次の仕事にも影響する。
⑤ 意見が言えない・主張できない
「私の意見なんて価値がない」「言ったら否定される」と思うから、会議でも沈黙してしまう。自分の考えを表現できないから、ますます存在感が薄くなっていく悪循環。
これらはすべて、「自分には価値がない」という思い込みから来ています。思い込みは、変えられます。
自己肯定感を少しずつ育てる3つの方法
方法① 「できたこと日記」をつける
自己肯定感が低い人は、「できなかったこと」には敏感で、「できたこと」には鈍感です。意識的に「できたこと」に目を向けることが大切です。
毎晩、今日できたことを3つだけ書く。どんな小さなことでもいい。「時間通りに出勤した」「メールの返信ができた」「ランチを美味しく食べた」——それで十分です。
続けることで、「自分は意外とできているんだ」という感覚が育ちます。
方法② 「ありがとう」を素直に受け取る練習をする
褒められたとき、「いえ、たいしたことじゃないです」と打ち消すのをやめて、「ありがとうございます」とだけ言ってみる。
最初はぎこちなくていい。受け取る練習を繰り返すことで、少しずつ良い評価を自分の中に取り込めるようになります。
方法③ 「条件なしの自分」を認める
自己肯定感が低い人は、「〇〇ができれば自分を認めていい」と条件をつけがちです。でも本当の自己肯定感は、何かができるからではなく、「ただここに存在しているだけでいい」という感覚です。
一日一回、鏡の前で「今日もお疲れ様」と自分に言ってみてください。照れくさくても大丈夫。その小さな習慣が、自分への優しさを育てます。
自己肯定感は一夜で変わりません。でも、毎日の小さな積み重ねで、必ず変わっていきます。
今日からできる3つのこと
- 今日の「できたこと」を3つ書き出す——どんな小さなことでもいい。まず今日一回やってみる。
- 次に褒められたとき「ありがとうございます」だけ言う——打ち消さない。ただ受け取る。
- 「どうせ私なんて…」という言葉が浮かんだら気づく——気づくだけでいい。責めなくていい。「また出てきたな」と観察する。
「助けを求める力」も、あなたの能力です
私は長年の支援の現場で、こんなことを実感してきました。
失敗しても、うまくいかなくても——冷静に自分の状況を見つめられる人は、必ず回復できます。
でもそのためには、心を守ること、きちんと回復する時間を持つことが不可欠です。
そして、一人で抱え込まずに誰かの力を借りること。
これは「弱さ」でも「甘え」でもありません。
自分の状態を正確に把握して、必要な助けを求められること——それ自体が、あなたの大切な能力なのです。
まとめ——あなたには、もともと価値があります
自己肯定感が低いのは、あなたのせいではありません。これまでの環境や経験が、そう教えてきただけです。
でも、過去は変えられなくても、これからの自分との関係は変えられます。
「どうせ私なんて」が口癖になっているあなたへ——そのままのあなたで、十分です。
「自己肯定感について、もっと詳しく知りたい」「自分の場合はどうすればいいか相談したい」——そんなときは——
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